境内の見どころ

常行堂・法華堂跡

法華堂跡と伝えられる土壇の西方、40尺内外さきに、方五間茅葺方形造の常行堂が南に面してあります。この建物は享保年間に建築されたものですが、創建以来同じ位置にあるものと考えられてきましたが、発掘調査によって常行堂跡が現行の常行堂の位置とは違うことが明らかになりました。今、常行堂跡と呼ばれる遺跡は、法華堂跡土壇の南方約30尺にある土壇です。発掘調査時には大変に保存状態が悪く、残存している礎石もありませんでした。

法華堂跡と伝えられる遺跡は寺域の東北隅部にあって、南北約五十尺、東西約50尺の広さの方形土壇です。土壇には23個もの残存礎石があり、周辺の玉石敷面より1.5尺ほど高かったと思われます。発掘調査により、法華堂と常行堂はそれらを結ぶ渡廊とともに、一体として計画され建築され、ある時期まで並存したと考えられています。